台北の治安について知っておくべきこと

台北は比較的治安のいい街で、基本的には日本と同じような感覚で観光を楽しめます。ただし、日本よりは犯罪件数が多く、気を抜いているとスリ被害にあいますし、詐欺などのトラブルに巻き込まれることもあります。台北でよくあるトラブルをリストアップしておきます。

  • 置き引き
  • スリ
  • 障害
  • 強制わいせつ

よくあると言っても、頻繁に起きているわけではなく、何度も台湾に行っている人でも1度も被害にあったことのない人も少なくありません。ただ、これらのトラブルに対しては、それなりに用心しておかなくてはいけません。逆に言えば用心しておけばトラブルを回避できるので、その方法を頭に入れておきましょう

目次

台湾でよくあるトラブルを回避する方法

アジアの中でも治安のいい台湾ですが、台北のような大きな街ですとどうしてもトラブルは起きてしまいます。ここではそんな旅先でのトラブルを回避する方法について解説していきます。

荷物を置きっぱなしにしない

日本ではフードコートやカフェなどで、座席を確保するために荷物を椅子に置いたまま席を離れることがありますが、台北ではこれはNGです。これは荷物を盗んでくださいと言っているようなもの。回避するためには荷物を置きっぱなしにしないことです。

また、食事中に椅子にかけっぱなしにしていたら、いつの間にか盗まれたなんてこともあります。高級店などでそのようなことが起きることはまずありませんが、夜市などの治安が悪い場所ではどんなときもカバンやリュックを手放さないようにしましょう。

リュックは前に抱えて貴重品はセキュリティポーチに入れておく

人が多い場所に出かけるときには、リュックは体の前に抱えるように持ちましょう。背負っていると、歩きながらファスナーを開けられて、中身を盗まれてしまう可能性があります。それだと歩きにくいというのであれば、パスポートや財布などの貴重品をリュック以外の場所で保管してください。

パスポートなど出番の少ないものは腰に巻くタイプのセキュリティポーチに入れておき、財布など頻繁に取り出すことになる貴重品はサコッシュバッグに入れておくと安心です。ただし、サコッシュバッグも体の前側に掛けるようにしてください。

日本人の口コミ評価のないマッサージ店は使わない

台湾はマッサージ大国なので、マッサージを楽しみにしている人も多いかと思いますが、マッサージ店もトラブルにあいやすい場所のひとつです。特に女性が1人で行く場合には、不快な思いをしなくて済むように、お店選びがとても重要になってきます。

男女問わずですが、基本的には日本人の口コミ評価のないお店は使わないようにしましょう。ローカルな雰囲気を楽しみたい人もいるかもしれませんが、それは台湾旅行上級者になってからのお楽しみ。まずは失敗しないメジャーなお店で施術してもらいましょう。

林森北路や龍山寺エリアは夜中に近づかない

台湾でトラブルにあいやすいエリアは、林森北路と龍山寺、そして夜市です。夜市は観光の楽しみになっているので、行くのは避けるのは難しいと思いますので、スリなどに注意しながら楽しみましょう。ですので、気をつけるべきエリアは林森北路と龍山寺です。

林森北路は台北の繁華街で、東京の歌舞伎町をイメージするとわかりやすいかもしれません。普通の居酒屋だけでなくキャバクラなども多数あり、夜になると治安の悪さが一気にアップします。そして龍山寺エリアは台北でトップクラスに治安が悪い場所です。どちらも暗い時間に1人で立ち入らないように注意してください。

交通事故に巻き込まれないように気をつけよう

スリなどの犯罪と同じくらい気をつけなくてはいけないのが、台湾の道路事情です。日本を基準にすると台湾の道路はかなり危険です。イレギュラーな動きをしてくるバイクやタクシーも多く、気を抜いていると簡単に交通事故にあいます。

これを回避するためにも、歩きスマホは絶対にNGです。歩道であっても歩きながらスマホを見ないように心掛けてください。いつどのタイミングで車やバイクが歩道に乗り上げてくるかはわかりません。日本のように運転が譲ってくれることもほとんどありません。

交通事故ではありませんが、タクシーの運転も荒いので女性1人で利用するときには、比較的きれいなタクシーを選んで乗るようにしましょう。100%安全というわけではありませんが、きれいなタクシーは事故を起こしていない証拠です。

トラブルにあったら警察に連絡しよう

運が悪い人でもないかぎり、台湾でトラブルに巻き込まれることはないのですが、宝くじと同じで誰かが必ず被害にはあいます。それが自分ではないと言い切ることはできないので、常にトラブルが起きるものだと考えて行動しましょう。

交通事故を含めて、トラブルが起きたときにまず頼るのが警察です。言葉が通じないから警察を頼るのを躊躇しがちですが、泣き寝入りするのではなく、まずは警察に助けてもらいましょう。台湾の警察は日本語対応していることも多く、中国語を話せなくてもなんとかなります。

警察は台湾も「110」で、救急車は「119」なので覚えておきましょう。

また、スリにパスポートを取られたときには、「台湾出入国及移民署」で旅券の紛失・盗難証明書の交付を受けて、そのあと日本台湾交流協会台北事務所(台北の場合)で、帰国のための渡航書の発行を発行してもらいましょう。詳しくは別記事がありますので、そちらをご確認ください。

いずれにしても、旅にトラブルはつきものです。治安がいい台湾でも小さな犯罪は毎日のように起きています。このため自分だけは大丈夫と思わずに、とにかくリスク回避を意識して行動して、安全に台湾を楽しみましょう。

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