ゲストハウスに泊まろう!台湾で安く泊る方法

台湾も物価が上がり、ホテルの宿泊費も随分と高額になっています。台北のホテルであれば、日本とほぼ金額が変わらないというホテルも増えてきました。週末台湾であれば、多少高くてもホテルの質にこだわるというのもありですが、1週間もしくはそれ以上の滞在になる場合、少しでも安く泊まりたいですよね。

そんなときに助かるのがゲストハウスの存在です。台湾はゲストハウス文化があり、日本よりもたくさんのゲストハウスが各地にあります。ドミトリーであれば宿泊費もかなり安く抑えることができますので、低予算で台湾旅行を楽しみたい人に、台湾のゲストハウスの特徴や魅力をご紹介していきます。

目次

台湾のゲストハウス事情

台湾のゲストハウスは、おしゃれでありながらも手頃な価格で快適に滞在できる宿泊施設として、現地の若者だけでなく、世界各国からやってくるバックパッカーに人気があります。台北のような大きな街の場合には、大手資本が運営するゲストハウスから、廃ビルのような怪しげなゲストハウスまで幅広い選択肢が用意されています。

私もこれまでいくつものゲストハウスを台湾で利用していますが、ひとつとしてハズレを引いたことがありません。とにかく予算を削って、外観がボロボロのゲストハウスを予約したときですら、帰る頃には「またここに泊まろう」となるほど快適に過ごせています。

ここではそんな台湾のゲストハウス事情について解説します。

対応言語

一般的なゲストハウスで通じる言語は次の2つです。

  • 中国語
  • 英語

中国語しか通じないというゲストハウスはほぼなく、少なくとも英語でのコミュニケーションが可能です。さらに、ゲストハウスによっては日本語にも対応しています。日本語が通じるという点においては、ミドルクラスのホテルよりもゲストハウスのほうが優れているかもしれません。

ただし、どの言語が通じるかはスタッフによって異なるため、受付時は日本語が通じたのに、そのあと中国語か英語しか通じなくなったということはよくあります。

とはいえ、いずれのゲストハウスも翻訳アプリを使ってのコミュニケーションが定着しているため、言葉が通じなくて困るということはほぼありません。

料金相場

台湾のゲストハウス相場は下記のようになります。

  • ドミトリー(1ベッド):1泊500〜1,000台湾ドル(約2,300〜4,600円)
  • 個室(バス・トイレ共用):1泊1,000〜2,000台湾ドル(約4,600〜9,200円)
  • 個室(バス・トイレ付き):1泊1,500〜3,000台湾ドル(約7,100〜14,200円)

ゲストハウスによっては個室も用意されていますが、バス・トイレ付きですとホテルに泊まるのと変わらない位の金額になります。ただし基本的には1部屋の金額となっているので、2名で泊まる場合には、1人あたりの宿泊費は実質半額となります。

ただし、少しでも安く泊まりたいならドミトリーがおすすめです。ドミトリーは個室に2段ベッドが並んでいるケースもあれば、カプセルホテルのように区切られた四角い空間をパーソナルスペースとするケースもあります。いずれもカーテンを使うことで、プライバシーはしっかりと守られています。

ドミトリーの場合、価格が高いほど清潔感が高く、パーソナルスペースが広くなる傾向にあります。ただし、利便性や都市によっても料金が変わってくるので、格安でも居心地のよいゲストハウスもたくさんあります。

ゲストハウスの設備

ゲストハウスの設備についても見ていきましょう。

  • Wi-Fi
  • 鍵付きロッカー
  • シャワー
  • 洗濯機
  • コンセント
  • カードキー
  • 共用トイレ
  • 共用キッチン
  • 共用冷蔵庫
  • ダイニングエリア
  • 電子レンジ

ほとんどのゲストハウスではこれらの設備が整っています。

コンセントはベッドサイドにあり、日本で使っている充電器をそのまま使えます。ゲストハウスによってはUSBの差込口も用意されていますが、複数のデバイスを同時に充電することはできませんので、スマホ以外も充電する場合には、USBポートがいくつかある充電器を持っていきましょう。

基本的にはシャンプーやボディソープも用意されていますが、ゲストハウスによっては置いていないこともあるので旅行用の小さなキットを荷物に入れておくと安心です。

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台湾でゲストハウスに泊まるメリットとデメリット

ゲストハウスは宿泊費が安いというメリットがありますが、メリットはもちろんそれだけではありません。そしてメリットの裏にはデメリットもあります。料金面も含めてどのようなメリットとデメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

ゲストハウスのメリット

  • ドミトリーならホテルの半額以下で泊まれる
  • 世界各国の宿泊者とコミュニケーションを取れる
  • 地元の情報を収集できる

ゲストハウスのメリットは、実はそれほど多くありません。むしろ価格面のメリットに全振りしていると言っても過言ではありません。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

ドミトリーならホテルの半額以下で泊まれる

個室になるとホテルと宿泊費は変わりませんが、ドミトリーを選べば1泊3,000〜4,000円程度で泊まれます。きちんとしたホテルを選べば、台湾でも6,000円以上はしますので、半額以下で泊まれることになります。このため、1泊2日の旅行を2泊3日に伸ばすことも可能になります。

世界各国の宿泊者とコミュニケーションを取れる

ゲストハウスはコミュニケーションを好む人が集まる傾向にあり、ダイニングエリアなどでさまざまな情報交換などが可能です。ゲストハウスのスタッフも会話が好きな人が多く、日本人だとわかるとエンドレスで話しかけてくることもあります。

このようなコミュニケーションにより、旅がより濃いものになるのもゲストハウスの大きなメリットのひとつです。ただし、待っているだけでは何も起きません。自ら話しかけるくらいの勇気を持ちましょう。

地元の情報を収集できる

ゲストハウスは情報収集の場でもあります。スタッフからゲストハウス周辺の飲食店や観光スポットの情報を聞き出すこともできれば、他の旅行者からどこに行ったか、よかった場所はどこなのかなどを教えてもらえたりします。ホテルに宿泊する場合、ガイドブックやネットの情報だけで訪問先を決めることになりますが、ゲストハウスなら生の声を参考にできるわけです。

ゲストハウスのデメリット

  • 盗難のリスクがある
  • ドミトリーではプライバシーが制限される
  • いびきがうるさくて寝れないことがある
  • 室内環境を調整できない
  • 女性は男性と同じ部屋になる可能性がある

このように、ゲストハウスには思った以上にデメリットがあります。それぞれのデメリットについても見ていきましょう。

盗難のリスクがある

ゲストハウスのドミトリーには鍵付きのロッカーがありますが、スーツケースなどの大型の荷物を入れることはできません。当然ながら出しっぱなしになってしまいます。また、自分のベッドにスマホや財布などを置きっぱなしにしてしまいがちです。

その結果、盗難トラブルに発展することがあります。盗難に関しては、かなり慎重になる必要があります。パソコンやスマホ、カメラなどは必ず鍵付きのロッカーに保管すること。外に出しておくのは盗まれても大丈夫なものだけにしておきましょう。

ドミトリーではプライバシーが制限される

ドミトリーのベッドにはカーテンが付いていますが、プライバシーが完全に守られているわけではありません。たとえば電話の声は他の人に筒抜けになります(そもそも電話をベッドでするのはマナー違反)。そういう環境で落ち着けくて眠れなくなるタイプの人はゲストハウスには適していません。

いびきがうるさくて寝れないことがある

ゲストハウスのドミトリーは、さまざまな人が一緒の部屋で寝泊まりすることになります。そして、どの人と同室になるかは運次第。ベッドの上や下にいびきがひどい人がいると、振動で寝付けなくなることもあります。このため、神経質な人もゲストハウスには向いていません。

ただし、音だけが気になるのであれば耳栓をすればOKです。耳栓は100円ショップなどでも購入できますので、ゲストハウスに泊まる場合には、お守りとして買っておきましょう。

室内環境を調整できない

ゲストハウスの部屋は共用ですので、室温の調整ができないことが多々あります。エアコンが設置されていて、リモコンが置かれていれば温度調整も可能ですが、他の人も操作して設定温度を変える可能性があります。このため、冷房が効きすぎているような環境になってしまうこともあります。

ドミトリーに泊まるなら、冷房対策として、長袖のシャツなども持っていくようにしてください。

女性は男性と同じ部屋になる可能性がある

女性ならではのデメリットですが、ゲストハウスのドミトリーは男女で同じ部屋になってしまうことがあります。台湾は治安がいいとはいえ100%安全というわけではありません。女性の方でドミトリーに泊まる場合には、必ず女性のみの部屋があるゲストハウスを選ぶようにしてください。

台湾のゲストハウスを選ぶときのポイント

台湾のゲストハウスで安全快適に過ごすには、自分に適したゲストハウスを選ぶ必要があります。ゲストハウス選びで旅行が成功するかどうかが決まってしまいますので、安さだけで選ぶのでではなく、いくつかのポイントを意識して選ぶようにしてください。

どのようなポイントを意識すればいいのか、詳しく見ていきましょう。

駅へのアクセスがいいこと

ゲストハウス選びはアクセスしやすさを最優先にしてください。駅から徒歩30分の格安ゲストハウスよりも、駅から徒歩5分の高級ゲストハウスのほうが、台湾旅行そのものの満足度があがります。移動時間が短くなれば、訪れる観光スポットも増えますし、ゆっくり過ごすこともできます。

とくに台北のゲストハウスを選ぶときには、特別な理由がない限り、徒歩10分以内で駅に移動できる立地のゲストハウスを選びましょう。

トイレとシャワーが清潔であること

予約サイトやホームページ、口コミなどからトイレとシャワーなどの水まわりが清潔であるかどうかをチェックしましょう。清潔感はゲストハウス選びでとても重要なポイントであり、水回りの清潔感があるゲストハウスは、仕事も丁寧で接客応対もしっかりしている傾向にあります。

実際に利用するときにトイレやシャワーが汚れていると、それだけでテンションが落ちてしまいますので、いいなと感じたゲストハウスがあったら、まずはトイレとシャワーをチェックしましょう。

安全なエリアであること

治安のいい台湾でも、若者が多くて騒がしいエリアもあれば、ちょっといかがわしい雰囲気のお店が集まっているエリアもあります。そんなエリアの路地を入ったところにあるようなゲストハウスは避けてください。夜遅く帰ってきたりしたときに、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

また、女性は女性専用のドミトリーがあることを必須条件にしましょう。そもそも女性専用ドミトリーがないゲストハウスは、安全面でさまざまな問題を抱えている可能性がありますので、男性がゲストハウスを選ぶときも、女性専用ドミトリーの有無をチェックするのがおすすめです。

口コミをしっかりとチェックする

台湾のゲストハウスはどの予約サイトでも、口コミの評価と満足度が比例関係にあります。口コミの評価が高いというだけで選んでしまってもいいくらい、口コミ評価はとても重要になります。ただし、ひとつの予約サイトの評価だけを鵜呑みにするのではなく、必ずGoogleマップでの評価もチェックしておきましょう。

口コミサイトでもGoogleマップでも高評価であれば、利用して後悔するようなことはまずありません。もちろん評価点だけでなく、口コミの内容もしっかりチェックしておきましょう。

ゲストハウスの予約はTrip.comがおすすめ

楽天トラベルなど日本の大手宿泊予約サイトでも台湾の宿を予約できますが、ゲストハウスとなると登録されている数が少なく選択肢が減ってしまいます。このため、台湾のゲストハウスを予約する場合には、多くのゲストハウスが登録しているTrip.comがおすすめです。

Trip.comは中華系に強い予約サイトで、私もフライト予約も含めて1番使っている予約サイトです。ときどき驚くような割引をしているゲストハウスが見つかることもあるので、まだ使ったことがないという人は、ぜひこの機会にTrip.comを使って台湾のゲストハウスを探しましょう。

Trip.com でゲストハウスを探す

台湾のゲストハウスには出会いがある?

最後にゲストハウスでの出会いについて伝えておきます。ゲストハウスでドラマチックな運命の出会いがあるかといえば、「ありません」と答えます。絶対にないとは言いませんが、出会いを期待してゲストハウスを選ぶようなスタンスでは、何も動き出さないとだけ伝えておきます。

台湾のゲストハウスで台湾人の友だちを作る。それは可能で、それが運命の出会いになることもあります。でも、「友だちができたらいいな」では何も起きません。だって相手も同じことを考えているわけですから。どちらも、相手が仕掛けるのを待っている。

そして待ったままチェックアウトすることになります。

出会いを求めるなら、積極的に話かけられる自分になりましょう。ゲストハウスで同室になった人やゲストハウスのスタッフ。共用スペースで目があった人。どんどん話しかけていきましょう。そうすれば、台湾人の友人ができる可能性はあります。

ゲストハウスだから何かが起きるなんて期待するのではなく、ゲストハウスという環境を使ってたくさんコミュニケーションを取り、会話を楽しんでいきましょう。出会いはきっとその先にあります。旅の恥はかき捨て。運命は自分の行動で引き寄せましょう。

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