台湾に限らず、海外旅行をするときに気になるのが「現地通貨をどれくらい持っていけばいいか」ですよね。両替は手数料がかかりますので、あまりに多くのお金を両替しても損しますし、足りなくなって買い物ができなくなるのも困ります。
そこでここでは、台湾旅行をするときに、どれくらいのお金を持っていけばいいのかについてご紹介していきます。いくら両替すればいいか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
台湾の通貨
台湾の通貨は「台湾元」になります。ニュー台湾ドルや台湾ドルと呼ばれることもありますが、中国と同じ「元」を単位としています。ただし、中国元と連携しているわけではなく、完全な独自通過になりますので混同しないようにご注意ください。
スーパーなどの表記は「元」だけでなく「$」や「NT$」となっていることもありますが、どちらも台湾元のことを示します。$300なら300台湾元です。
レートは2022年10月8日現在で「1台湾元 = 4.57円」になります。2019年には3.5円以下になったこともあるので、以前と比べるとかなり円安になっています。レートだけでも1.3倍になっており、さらに台湾もインフレで物価が上がっているため、かつてのような割安感はなくなりつつあります。
食費は1日280〜550元
朝ごはん:50〜100元
昼ごはん:80〜150元
夜ごはん:150〜300元
お酒を飲まないのであれば、これくらいの予算で台湾のローカルフードを楽しめます。1日の予算としてはお酒なしで400元(1,800円)くらいと考えておけばいいでしょう。もちろん300元以下に抑えることも可能です。ただ、小籠包などの台湾料理を満足するまで食べたいなら、それなりに予算を確保しましょう。
高級店やお酒を飲む場合は、1食で1人あたり1000元(4,570円)以上になることもあります。そうなると日本の居酒屋で飲むのと変わらない金額になります。予算が限られている場合には、できるだけ高級店を避けてローカルなお店を選ぶようにしましょう。
交通費は1日150元
台北での移動は地下鉄とタクシーを組み合わせて使うのがおすすめです。1〜2人なら地下鉄をメインにして、3人以上ならタクシーで移動。あとはケースバイケースで使い分けると出費を抑えられます。地下鉄で観光スポットを巡るなら台北メトロのフリーパスを購入するとお得です。
台北メトロ片道乗車券:20~65元
台北メトロ1日券:150元
台北メトロ24時間券:180元
台北メトロ48時間券:280元
台北メトロ72時間券:380元
タクシー:初乗り70元(200m毎:5元)
タクシーが割高に感じるかもしれませんが、かなり時間の節約になるので週末台湾などの時間が限られた旅行をするなら、積極的にタクシーを使って効率的に動きましょう。市内移動なら殆どの場所に100元~200元で移動できます。
タクシーで行く場合には、目的地の住所を示すようにしてください。ホテル名や建物名だと「わからない」と断られることもあるので、スマホなどに住所を表示して運転手に見せましょう。
主な観光スポットの入場料
観光をするわけですから入場料が発生します。台北の人気観光スポットの入場料も把握しておきましょう。
台北101展望台:600元
国立故宮博物院:350元
猫空ロープウェイ(動物園駅~猫空駅):120元
台北二二八紀念館:20元
国立台湾博物館(本館&土銀展示館):30元
台北市立動物園:12歳以上 60元 / 6~12歳 30元
総統府:無料
観光スポットによって料金が大きく異なります。初台湾であちこち巡りたい人は、トータルで1000元くらいを予算として考えておきましょう。
お土産代
台湾土産の定番といえばパイナップルケーキですが、パイナップルケーキはお店ごとに価格が大きく異なります。人気店の価格をまとめましたので、予算に合わせてお店を選びましょう。
微熱山丘:10個450元
李製餅家:1個16元
佳徳糕餅:6個192元
台北犁記餅店:12個300元
日出:15個430元
1個あたり16元から45元くらいが相場。ばらまきの定番が安くて美味しい李製餅家です。微熱山丘も人気ですが、東京にもお店があるので東京在住者へのお土産には向いていません。それぞれに個性がありますので、食べ比べして好みのパイナップルケーキを買って帰るのがおすすめです。
この他に定番なのがお茶。デザインがかわいい嶢陽茶行が人気で1缶12包入りで340元になります。日本円にすると約1,500円になるのでちょっと値が張りますが、お茶は基本的に高いものだと考えて、大切な人へのお土産に利用しましょう。
お土産の目安はトータルで5,000円くらいでしょうか。人によって変わるかと思いますが、ばらまきにパイナップルケーキ、大切な人へのお土産はお茶や台灣雑貨などを選ぶのが定番。あまり奇をてらったものを選ばず、間違いないものを購入するのがおすすめです。
1泊につき1万円で考えておこう
結局トータルでいくら必要になるかですが、基本的な考え方として1泊につき1万円両替しておくと安心です。2泊3日なら2万円分だけ両替して台湾元として持っておけば、よほど高級店にでも行かないかぎり足りなくなることはありません。
不足しそうになったらクレジットカード払いもできますし、ATMでキャッシングするという方法もあります。両替手数料を考えるとATMでキャッシングして、帰国したらすぐに返済するというのが1番お得です。台湾は治安のいい場所ですが、必要以上にお金を持ち歩かないようにするのが無難です。
ただ、台湾はハマりやすい場所ですので、「多少余っても次回使えばいい」と考えるのもありです。台湾旅行が楽しかったなら、残ったお金は日本円に戻さず、そのまま持っておきましょう。
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