台北観光をするときに、時間を効率的に使いたいならタクシーの利用が必須です。電車やバスを使うよりも早く目的地にたどり着くことができ、しかも料金はそこまで高くなく、3人以上で移動するならむしろタクシーのほうが安くなるケースもあります。
そこでここでは、台北でタクシーを上手に乗りこなすための方法についてご紹介していきます。ただし、それほど難しいことはありませんので、自己流でタクシーを捕まえて乗ってしまってもOKです。それだと不安という人はぜひここでご紹介する方法を参考にしてください。
台北のタクシー料金
まずお伝えしておかなくてはいけないのが、台北でタクシーの初乗り運賃が2023年4月1日から値上がりしているという点です。インターネット上の古い情報ですと、初乗りが70元と紹介されていますが、これからは85元になります。そして、250mごとに5元だったメーター料金も値上げになり、200mごとに5元加算されます。
初乗り運賃:80元
メーター料金:200mごとに5元
深夜料金(23時〜6時):メータ―表示料金+20元
※1時間に5キロ以下のスピードで走行した場合は60秒ごとに5元加算されます。
たとえば2km離れた場所にタクシーで移動するとなると、80元+5元×10で130元かかるという計算になります。1人で乗るとやや割高感はありますが、2人以上ならそこまで高くは感じませんよね。それでいてスムーズな移動ができるわけですので、タクシーは積極的に使っていきたいところです。
台北でタクシーに乗るための3つの方法
台北でタクシー移動するときには、下記のいずれかの方法でタクシーを確保する必要があります。
- 手を挙げて流しのタクシーを停める
- タクシーアプリを使ってタクシーを呼ぶ
- コンビニ端末を使ってタクシーを呼ぶ
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
手を挙げて流しのタクシーを停める
流しのタクシーを停める場合には、日本と同じで道路脇で手を挙げるだけでOKです。黄色い車体がタクシーで、フロントガラス上部に「空車」と赤く表示されていれば停まってくれます。ただし急な車線変更などはできませんので、できるだけ早めにアピールしましょう。
タクシーを停めたら、行き先を伝えて乗車可能か確認してください。このとき日本語も英語も通じないことが多いので、行き先の住所を書いたメモを渡すのがおすすめです。建物名や駅名だとわからないことが多く、マップアプリもわからないということがあるので、ご注意ください。
流しのタクシーが難しい場合には、停車しているタクシーを捕まえるという方法もあります。駅前や大きなホテルなどで乗車待ちをしていそうなタクシーの運転手に声を掛けてみましょう。
タクシーアプリを使ってタクシーを呼ぶ
台湾も日本と同じように配車アプリがあり、アプリを使ってタクシーを配車できます。ただし、アプリによっては台湾の電話番号等が必要になるので、旅行者にはあまり適していません。なので、観光で台北に行くなら「Uber」アプリがおすすめです。
日本で使っているUberアプリをそのまま台湾で使えるというのが最大のメリットで、アプリももちろん日本語に対応しています。まだアカウントを持っていないという場合には、携帯電話番号での認証が必要になるので、日本でアカウント設定まで終わらせておきましょう。
目的地と現在地を入力して、利用する車を決めれば配車依頼が完了し、クレジットカードの支払いにしておけば、下車時に支払う必要もありません。
コンビニ端末を使ってタクシーを呼ぶ
現地の人がよく使っているタクシーに乗車する方法のひとつが、コンビニの端末を使ってタクシーを呼ぶというものです。ただし、こちらも利用するのに台湾の電話番号が必要になります。ダミー番号でも使えるとのことですが、基本的にはあまりおすすめしません。
Uberタクシーが使えず、なおかつ現地の電話番号がないという場合の、緊急対応だと考えておいてください。タクシーの呼び方はコンビニごとに異なりますが、Famiポートのような端末がコンビニにあるので「生活服務→叫車服務」、「服務/公益→台湾大車隊」といった手順で端末を操作してください。
予約を完了したら、表示された車両番号を控えておいてください。コンビニ前で待っていればタクシーがやってきますので、車両番号を確認して乗車しましょう。
コンビニでタクシー配車する詳しい方法はこちらを参考にしてください。
https://www.55688taxi.com/storetaxi_jp.html
台湾でタクシーに乗るときの注意点
台湾でタクシーに乗る際にはいくつかの注意点があります。どのような点に注意すればいいのか詳しく見ていきましょう。
1. メーターを確認する
- タクシーに乗車したら、運転手がメーターを起動させているかを確認してください。メーターが使用されていない場合は、運転手にその旨を伝えましょう。
2. 行き先の明確化
- 行き先を運転手に伝える際は、できるだけ明確に伝えましょう。間違った場所に降ろされないよう、英語が通じない場合は、中国語での住所または行き先を書いたメモを用意しておいてください。
3. 乗車拒否に備える
- 一部の運転手は短距離の乗客や外国人の乗客を避けることがあります。乗車を拒否された場合や、運転手があまり気乗りしていない場合には、粘らず次のタクシーを探しましょう。
4. 運転手とのコミュニケーション
- 運転手とのコミュニケーションは重要です。英語が通じない場合は、翻訳アプリを使用するか、シンプルな中国語でのコミュニケーションを試みましょう。特に台湾の運転手の中には日本人と話したくて仕方ない人もいます。そのような運転手にあたったときは、会話を楽しみましょう。
5. 料金について
- タクシーの料金はメーターによって決まりますが、空港や特定の観光地から乗車する際は、固定料金や追加料金が発生することがあります。料金について不明な点があれば、乗車前に確認しましょう。
6. レシートの受け取り
- 降車時には必ずレシートを受け取りましょう。レシートには運転手の情報、料金、日時などが記載されており、何か問題が発生した際の証拠になります。
7. 安全の確保
- タクシーに乗車する際は車両のナンバープレートをメモするなどして、自身の安全を確保しましょう。また台北ではシートベルトの着用が義務付けられていますので、身を守るという意味も含めて、乗車したらすぐにシートベルトを締めてください。
- 下車時にはバイクが突っ込んでくる可能性があるので、必ず安全であることを確認してから下車してください。
8. マナーを守る
- 台湾のタクシーは禁煙です。タバコを吸わないように注意してください。
- ドアは手動式になっていますので自分であけましょう。
- お釣りがない場合があるので小銭を用意すること。
まずは使って慣れることから始めよう
タクシーに慣れていないと、流しのタクシーを停めるだけでもひと苦労で、さらには行き先を理解してもらうのにも時間がかかります。それを何度も繰り返していると、「もう地下鉄でいい」となってしまいがち。そうならないためには、何度も繰り返して利用して慣れるしかありません。
最初は2km程度の移動でも気軽にタクシーを使ってみましょう。5回くらい乗ってみると、タクシーに対する不安はなくなるはずです。いざというときにタクシーを捕まえられなくて困るなんてことのないように、流しのタクシーを利用するにしても、Uberを使うにしても、まずは何でもないときに使っておくことをおすすめします。
そういう意味ではコンビニ端末も、1回使ってみて慣れておくといいかもしれません。タクシーを使えるようになると台北での移動がかなり楽になりますので、まずは思い切ってタクシーを呼ぶことから始めましょう。
また、台北でバス移動したい人は下記記事をご参照ください。
コメント