【2泊3日版】初めての台湾旅行におすすめモデルコースを紹介｜予算や目的に合わせた3つのパターンで費用相場を徹底比較

初めての台湾旅行で最も気になるのが、「2泊3日って実際いくらかかるの？」という費用の目安ではないでしょうか。インターネットで「台湾旅行 費用 相場」で調べても、相場の幅が広すぎてほとんど参考にならない記事ばかりになっています。

そこで本記事では、実際に旅行したかのような「予算に合わせた3つの具体的なモデルコース」と、それに必要な金額を明確に提示します。この記事を参考に台湾2泊3日の旅行費用相場を把握して、台湾旅行の計画が立てるのに役立ててください。

予算や目的に合わせた3つのモデルコース概要

台湾旅行は、選ぶホテルや食事、観光内容によって総費用が大きく変わります。そこでこの記事では、初めての旅行者でも選びやすいように、予算や目的に合わせて、3つスタイルのモデルコースを紹介します。そのまま真似るだけでも満足度の高い旅行にできる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

スタンダードプラン

「せっかくの台湾だから、快適に楽しみたい」という人向けの基本モデルです。

3.5〜4つ星ホテルに宿泊し、余裕をもって人気の小籠包店や台北101、九份など台北の王道スポットを巡る内容にしています。費用と満足度のバランスが良く、初めての台湾旅行に最適です。

リーズナブルプラン

「できるだけ費用を抑えて台湾を楽しみたい」という人向けの節約モデルです。

宿泊はゲストハウスやリーズナブルなビジネスホテル、食事は夜市中心にすることで、2泊3日でも驚くほど費用を下げられます。“安いけど楽しいローカルな台湾” を体験したい人にぴったり。

ハイグレードプラン

「この旅行を特別な思い出にしたい」「少し贅沢したい」人向けの上級モデルです。

滞在は5つ星ホテル、移動はタクシー中心、食事は名店を優先し、九份や十分は専用車でゆったり巡る内容。短い滞在でも圧倒的な満足度が得られるプランです。大切な人との台湾旅行におすすめです。

【スタンダード】台湾2泊3日のモデルコースと費用（おすすめ）

フライト：チャイナエアライン（桃園国際空港）

往路：チャイナエアライン CI107
復路：チャイナエアライン CI106
予算：6万円

フライトは土曜日の午前中出発のチャイナエアラインを利用します。チャイナエアラインは台湾を代表する航空会社で、フルコストキャリアの中でもリーズナブルな料金で利用できます。

宿泊ホテル：ホテル ミッドタウン・リチャードソン（徳立荘酒店）

今回のスタンダードプランでは、“立地の良さ＋コスパの良さ”で人気の「ホテル ミッドタウン・リチャードソン（徳立荘酒店）」に宿泊します。1泊1.5万円くらいが台北のホテル料金相場で、ホテルで快適に過ごしたいなら、このクラスのホテルをご利用ください。

立地：西門エリア
予算：3万円（1泊1.5万円）

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【1日目】桃園空港 → 台北市内 → 西門町散策 → 鼎泰豊で夕食

09:20	成田空港発
12:30	桃園国際空港着
13:30	空港線と地下鉄で西門へ（160元+20元）
15:00	ホテル ミッドタウン・リチャードソンにチェックイン
15:30	西門町を散策（ショッピング・軽食）
17:30	地下鉄で東門に移動（20元）
18:00	夕食：鼎泰豊 信義本店で小籠包（500元）
19:30	地下鉄で台北101に移動（20元）台北101周辺を夜散策
21:00	地下鉄でホテルに戻る（25元）

初めての台湾なら小籠包は「鼎泰豊」がおすすめです。ただ、「鼎泰豊」以外にも美味しい小籠包店がありますので、定番ではないものも楽しみたい方は下記記事を参考にして、小籠包のハシゴをするのもおすすめです。

【2日目】九份・十分ツアー → 台北101 → 寧夏夜市

07:30	甘妹弄堂（Gan Mei Alley）で朝食（200元）
08:30	台北駅に移動（20元）
09:00	KKdayの九份・十分ツアーに参加（6,490円）
	野柳 → 九份老街 → 十分ランタン飛ばし→ 十分瀑布 九份老街で軽食
18:00	台北駅到着後、地下鉄で台北101に移動（25元）
18:30	台北101展望台へ（600元）
19:30	地下鉄で雙連駅に移動（25元）
20:00	寧夏夜市で夕食（ルーローハン、胡椒餅、かき氷など：300元）
21:30	徒歩でホテルに戻る

九份や十分は自力で行くことも可能ですが、バスや電車移動になり移動に時間がかかってしまいます。戻りのバスが混雑するなどのデメリットもありますので、ツアーを利用するのがおすすめです。

また、寧夏夜市以外にもたくさんの夜市が台北にはあります。それぞれ個性がありますので、ローカルな台北を楽しみたいなら、ホテルに戻らずにいくつかの夜市を巡るのもOKです。

【3日目】龍山寺 → 永康街ランチ → 桃園空港へ

07:30	周記肉粥店まで散歩（約15分）
08:30	周記肉粥店で朝食（紅燒肉＋肉粥：45元）
09:00	龍山寺で参拝後、周辺を散策
11:00	龍山寺駅から地下鉄で東門駅に移動（20元）
11:30	永康牛肉麵館でランチ（紅燒牛肉麵・小：280元）
12:00	手天品でパイナップルケーキを購入（20個：800元） 永康街を散策
13:00	空港線と地下鉄で桃園国際空港へ（160元+20元）
16:25	桃園国際空港出発
20:30	成田空港到着

手天品は台湾旅人イチオシのパイナップルケーキのお店です。時間帯によっては売り切れていることもありますので、その場合にはSUNMERRY聖瑪莉 東門店で購入しましょう。ちなみに、安くて美味しいパイナップルケーキを買いたいなら、中山エリアにある「李製餅家」がおすすめです。

スタンダードプラン総費用

航空券	6万円
宿泊費	3万円
食費	1,325元（約6,625円）
交通費	545元（約2,725円）
九份・十分ツアー	6,490円
観光費	600元（3,000円）
お土産	800元（4,000円）
その他	400元（2,000円）

▶ 総合計：約114,840円

航空券や宿泊費次第ではありますが、おおよその目安としては12万円くらいで台湾を快適に満喫できる旅行になります。航空券をLCCにすることで2〜3万円安くできるので、10万円程度の予算で台湾旅行したいなら、フルコストキャリアではなくLCCをご利用ください。

【リーズナブル】台湾2泊3日 格安モデルコースと費用

フライト

往路：スクート・タイガーエア TR899
復路：スクート・タイガーエア TR874
予算：4万円

格安台湾旅行の基本はLCCです。今回はしっかり現地でエネルギッシュに動き回ることを想定して、無理のないフライトを選択しましたが、少しでも安く抑えたいなら、深夜便や早朝便を利用するのがおすすめです。

宿泊ホテル

リーズナブルプランでは宿泊費を抑えるためにバックパッカー向けのホテル「ポッシュパッカー ホテル（鉑泊客旅店）」を選択。相部屋ではなく個室で、清潔感もあります。土曜日の宿泊は8,000円程度になりますが、日曜日は4,000円程度になるためトータルの宿泊費を抑えられます。

西門エリアはゲストハウスも多いため、宿泊費を抑えたい人は西門周辺で宿を探しましょう。

立地：西門エリア
予算：1.2万円（1泊1.5万円）

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【1日目】桃園空港 → 台北 → 士林夜市

11:55	成田空港発
15:10	桃園国際空港着
16:10	空港線と地下鉄で西門へ（160元+20元）
17:30	ポッシュパッカー ホテルにチェックイン
18:00	地下鉄で劍潭駅に移動（25元）
18:30	士林夜市で夕食（200元）
	士林夜市を散策
21:00	地下鉄でホテルに戻る（25元）

LCCは便利な時間帯のフライトが少ないため、初日のチェックインが遅い時間になりがち。夕食に出かけるとそれだけで初日が終わってしまいますので、ローカルフードも観光も楽しめる士林夜市がおすすめです。また西門はバーなども多くあるので、体力に余裕があるならホテルに戻る前に夜遊びするのもいいかもしれません。

【2日目】九份 → 台北市内観光 → 寧夏夜市

07:30	永富魚丸店で朝食（65元）
08:30	965番バスで九份に移動（90元）
10:00	九份老街観光＆軽食（200元）
12:00	965番バスで西門に戻る（90元）
13:30	天天利美食坊で遅めのランチ（魯肉飯・小＋雞蛋蚵仔煎：95元）
14:30	地下鉄で忠孝新生駅に移動（20元）
	華山1914文化創意園区 国立中正紀念堂 二二八和平公園
18:30	地下鉄で雙連駅に移動（20元）
19:00	寧夏夜市で夕食（ルーローハン、胡椒餅、かき氷など：300元）
21:00	徒歩でホテルに戻る

このプランでは午前中に九份を訪れるようになっていますが、夕方から夜にかけての九份を楽しみたいなら、午前と午後のプランを入れ替えるのもあり。九份からの戻りで基隆に立ち寄り、基隆廟口夜市でグルメを楽しむという選択肢もあります。

【3日目】龍山寺 → 迪化街でお土産 → 桃園空港へ

07:30	周記肉粥店まで散歩（約15分）
08:30	周記肉粥店で朝食（紅燒肉＋肉粥：45元）
09:00	龍山寺で参拝後、周辺を散策
10:00	龍山寺駅から地下鉄で北門駅に移動（20元）
10:30	迪化街を散策 滋養製菓でパイナップルケーキを購入（10個入り/550元）
11:30	許仔豬腳麵線でランチ（総合麵線：120元）
12:30	空港線と地下鉄で桃園国際空港へ（160元+20元）
14:00	桃園国際空港出発
18:00	成田空港到着

龍山寺周辺は剥皮寮歴史街区や東三水街市場など、見ているだけで楽しいスポットがいくつもあります。フライトが早い便になってしまった場合は、迪化街に移動せずに龍山寺エリアを散策して、そこから空港に向かいましょう。

リーズナブルプラン総費用

航空券	4万円
宿泊費	1.2万円
食費	930元（約4,650円）
交通費	625元（約3,125円）
お土産	550元（約2,750円）

▶ 総合計：約62,525円

フライトや宿泊費を抑えたことで、6万円ちょっとで台湾旅行を楽しむことができます。LCCのセールを使うことで、さらに旅費を抑えることもでき、合わせてゲストハウスに泊まれば、2泊3日の台湾旅行を5万円以下にすることも可能です。

【ハイグレード】台湾2泊3日 贅沢モデルコースと費用

フライト

往路：ANA NH851
復路：ANA NH854
予算：9万円

滞在時間の長さと移動の楽さを優先して、フライトは「羽田-台北松山」路線を選びます。航空券が割高になってしまいますが、出入国もスムーズでストレスのない台湾旅行にできます。

宿泊ホテル

台北には5つ星ホテルがいくつもありますが、今回宿泊プラントして選んだのは「リージェント台北」です。台湾屈指の高級ホテルで、日本人スタッフ常駐で観光案内、レストランの予約も日本語で対応してもらえます。朝食ブッフェの満足度が高く、屋上の温水プールなど施設も充実しています。

立地：中山エリア
予算：17万円（1泊8.5万円）

【1日目】台北松山空港 → ホテル → 鼎泰豊 → 台北101夜景散歩

10:25	羽田空港発
13:25	台北松山空港着
14:30	タクシーでホテルへ移動（155元）
15:00	リージェント台北にチェックイン
16:00	台北101にタクシーで移動（250元）
16:30	台北101ショッピングモールなどでショッピング
18:00	夕食：鼎泰豊 台北101店で小籠包（500元）
20:00	台北101展望台へ（600元）
21:00	タクシーでホテルに戻る（250元）

台北松山空港を利用すると、空港からホテルへの移動がとても楽になります。スムーズに移動できれば15分くらいで到着しますので、チェックイン時間よりも早く到着した場合は台北松山空港周辺を散策するのもおすすめです。

近くにはおしゃれな雑貨屋さんやカフェも多く、パイナップルケーキの人気店「but. we love butter」や「Sunny Hills」なども徒歩圏内にあります。いいお店を見つけておいて、帰国前にお土産を購入するのに立ち寄るのもいいかもしれません。ただし「Sunny Hills」は東京でも購入できるため、お土産としては「but. we love butter」がおすすめです。

【2日目】九份・十分ツアー → 火鍋ディナー → マッサージ

07:30	ホテルで朝食
09:00	貸し切りチャーターで九份・十分へ（8時間：30,000円）
	野柳 → 九份老街 → 十分ランタン飛ばし→ 十分瀑布 九份老街・阿妹茶樓でお茶（300元） 十分姐妹快炒でランチ（400元）
17:00	ホテル到着
18:00	青花驕で火鍋ディナー（1,500元）
20:00	沐蘭 SPAでマッサージ（5,200元）
21:30	徒歩でホテルに戻る

九份へはバスやタクシーでも移動できますが、スムーズかつ快適に移動したいなら車をチャーターするのがベスト。KKdayで日本語対応可能な車をチャーターしましょう。また、九份や十分では軽食くらいにしておいて、夕食のためにお腹をすかせておくのもポイントです。

【3日目】ホテル朝食 → 誠品書店 → 空港へ

07:30	ホテルで朝食
09:30	タクシーでホテルに戻る（120元）
10:00	松山文創園区を観光 誠品生活や微風廣場でショッピング
11:30	光一一個時間でランチ（400元）
13:00	タクシーでホテルに戻る（120元）
13:30	タクシーで台北松山空港空港へ（155元）
16:30	台北松山空港出発
20:20	羽田空港到着

誠品生活や微風廣場のオープン時間は11時からと少し遅いため、ショッピングの時間が限られてしまいます。台湾の雑貨などをゆっくりショッピングをしたい場合は、松山文創園区のコインロッカーに荷物を預けておき、松山文創園区から直接空港に向かうようにして時間を確保しましょう。

松山文創園区のコインロッカーが埋まっている場合は、サービスセンターで預かってもらえないか相談してみましょう。不安な場合は、チェックアウト後に台北松山空港空港に移動し、空港内のコインロッカーに預けておくと確実です。

ハイグレードプラン総費用

航空券	9万円
宿泊費	17万円
食費	3,400元（約17,000円）
交通費	1,050元（約5,250円）
貸し切りチャーター	3万円
その他	6,100元（約30,500円）

▶ 総合計：約342,750円

ホテルと宿泊費に予算をたっぷり使ったこともあり、合計金額が約34万円になっています。とはいえこれくらいの金額でストレスのない海外旅行を満喫できると考えれば、他の国に行くよりもかなりリーズナブルです。特別な記念日を祝うための旅行として参考にしてください。

まとめ：目的に合わせてベストな2泊3日台湾旅行にしよう

台湾旅行は、同じ2泊3日でもフライトや選ぶホテル・食事・移動方法によって総費用が大きく変わります。今回紹介した3つのモデルコースを比較すると、それがよくわかってもらえたかと思います。

格安プランならトータル6万円台でローカルな台湾を満喫でき、スタンダードプランなら12万円あれば、定番の観光スポットを巡りながらも充実した時間を過ごせます。ハイグレードプランは約32万円という結果になりましたが、たとえばホテルの部屋を複数人で1部屋にすることで宿泊費を大幅に減らすこともできます。

いずれにしても、台湾は「グルメ・自然・夜市・文化」の魅力がぎっしり詰まった旅行先です。ぜひあなたの予算や旅行スタイルに合ったモデルコースを参考にして、ベストな2泊3日台湾旅行のプランにアレンジしていきましょう。