日本から台湾へはいくつものLCCがあり、格安料金で台湾へ移動できます。ただ、フライトによっては桃園国際空港に深夜に到着することもあり、その場合に入国後どうすればいいのか迷っている人もいるかと思います。そこでここでは、桃園国際空港到着が深夜便だったときの対処方法をご紹介します。
深夜に桃園国際空港に到着して、空港から抜け出すことができなくなって途方に暮れるようなことのないためにも、ぜひ参考にしてください。
桃園国際空港からの終電・終バスについて
まずは何時までなら桃園国際空港から台北駅まで、行けるのかを把握することからはじめましょう。桃園国際空港から台北に移動する方法は、エアポートMRT、バス、タクシーのいずれかになります。他にもレンタカーという選択肢がありますが、イレギュラーな方法ですのでここでは省きます。
タクシーは24時間いつでも利用できるので、何時に到着しても台北に移動できます。ただ深夜料金がかかりますので、かなり高額な費用を払うことになります。これではせっかくLCCで安く移動できても、トータルの出費が大きくなってしまいます。
そうなるとエアポートMRTかバスで移動することになりますが、エアポートMRTは24時間稼働ではなく最終便があります。
始発 | 最終 | |||
ターミナル1 | ターミナル2 | ターミナル1 | ターミナル2 | |
エアポートMRT | 05:58 | 05:55 | 23:37 | 23:35 |
基本的には深夜便の場合には、エアポートMRTの終電には間に合わないと考えてください。そうなると台北市内への移動はバス一択になります。コロナ禍明けすぐは深夜バスが運行していませんでしたが、2025年1月1日現在、24時間体制で運行しています。
まずは深夜の交通網がこのようになっていることを頭に入れておいてください。
深夜到着でも台北市内までは移動できるとわかって安心した方もいるかと思いますが、必ずしも台北市内に移動するのが正解とは限りません。ではどのように対処するのがベストなのか、そもそもどのような対処方法があるのかを見ていきましょう。
桃園国際空港到着が深夜便だったときの対処方法
桃園国際空港到着が深夜便だったときの対処方法は、大きく分けて4種類あります。
- 空港直結のホテルに宿泊する
- 桃園国際空港周辺のホテルに宿泊する
- 台北のホテルまで移動する
- フードコートや待合スペースで仮眠をとる
空港直結のホテルに泊まるか、その周辺のホテルに泊まる。もしくは深夜であることは気にせずに、台北まで移動してホテルに泊まるという選択肢もあります。その他の選択肢も含めて、どのようなケースに適しているのかを解説していきます。
空港直結のホテルに宿泊する
桃園国際空港には宿泊施設が3つあります。
- The Stay Capsule Hotel(町·草休行館)
- Novotel Taipei Taoyuan International Airport
- Hyatt Regency Taoyuan International Airport
ノボテルホテルとハイアットリージェンシーはハイクラスのホテルですので、深夜便で節約した費用が1泊分で簡単に吹っ飛んでしまいます。そうなると「The Stay Capsule Hotel(町·草休行館)」を選ぶことになります。宿泊費は1泊8,000円程度ですのでカプセルホテルとしては割高感がありますが、しっかり寝ることができます。
ただし、人気のカプセルホテルですので飛び込みだとベッドが空いていない可能性があります。Trip.com などで事前に予約しておくのがおすすめです。
桃園国際空港周辺のホテルに宿泊する
桃園国際空港はホテル代金が高いので、桃園国際空港周辺のホテルを選ぶという方法もあります。たとえば桃園駅周辺までタクシーで移動すれば、1泊4,000円台のホテルも見つかります。ただし、タクシーでの移動になるので交通費がかかり、なおかつ翌朝に台北市内に移動する場合、1度空港に戻るなどの手間がかかります。
メリットは比較的すぐにベッドに入れること。台北まで時間をかけて移動する必要がなく、空港を出て20〜30分後にはチェックインを済ませてベッドで眠りにつくことができます。小さなお子さんがいる場合には、夜中の移動は大変でしょうから、タクシーでさっと移動できる桃園国際空港周辺のホテルに泊まるのがおすすめです。
台北のホテルまで移動する
夜に強いタイプなら、何時に到着しようと台北のホテルを目指すというのもありです。この方法の最大のメリットは、移動やチェックインの手間を最小限にできることにあります。2〜3時であってもチェックインできてしまえば、あとは朝寝坊してもOKですし、頑張って朝から活動することもできます。
ひとつ気をつけなくてはいけないのが、ホテルに対して深夜便であることを伝えておくことです。ほとんどのホテルが24時間体制でチェックインを受け付けていますが、0時を過ぎて連絡がない場合には、ホテル側で部屋をキャンセルすることがあります。
深夜便での到着がわかっているなら、メールでもいいので、必ず事前に到着予定時刻とフライト情報を伝えるようにしてください。
また、バスで台北市内を目指すのであれば、宿泊先への移動を考慮して台北駅周辺のホテルに泊まるのがおすすめです。どうしても泊まりたいホテルが別にある場合には、まずは台北駅までバスで移動し、そこからタクシーで移動しましょう(予算に余裕があるなら最初からタクシーでもOK)。
フードコートや待合スペースで仮眠をとる
旅のテーマが「格安弾丸旅行」なら、数時間の睡眠のためにホテルを予約する必要はありません。深夜便で到着したら、空港内のベンチなどで朝まで仮眠をとりましょう。フードコートなどは夜になるとお店が閉まるので、最適な睡眠場所になります。
このとき気をつけなくてはいけないのが置き引きです。まず貴重品は自分の身につけておくことです。そして、カバンやキャリーバッグもセキュリティワイヤーなどを使って、持っていかれないようにしましょう。
空港は治安もよく、簡単には盗難にはあいませんが、寝ているときに持っていかれると対処方法がありません。自分の身は自分で守るためにも、空港で仮眠をとるという人はセキュリティ意識をしっかり持っておきましょう。
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