台北松山空港から台北市街地まで行く方法

台北には桃園国際空港と台北松山空港の2つがあり、そのうちアクセスしやすいのが台北松山空港になります。東京でいえば桃園国際空港が成田空港、台北松山空港が羽田空港だと考えてもらえばわかりやすいかもしれません。でも羽田空港と大きく違って、台北松山空港はすぐそばが住宅地で、そこはもう台北市街地だということです。

東京なら山手線内、大阪なら環状線内に飛行場があると考えてください。このため、どこに行くのも簡単で空港から歩いて買い物や食事に行くことができます。ただ、はじめて台湾に行くという場合には空港からどう移動すればいいのかわかりませんよね。そこでここでは台北松山空港から市街地に行く方法をご紹介します。

目次

台北松山空港発着便をおすすめする4つの理由

台北松山空港から市街地に行く方法を紹介する前に、まずは台北松山空港の魅力についてお伝えしておきます。台北松山空港の利用をおすすめする理由は4つ。

  • 台湾での活動時間が長くなる
  • コンパクトで移動しやすい
  • 台湾フードやお土産屋さんが充実している
  • 空港周りの散策が楽しい

それぞれの理由について簡単に紹介していきます。

台湾での活動時間が長くなる

台北松山空港と桃園国際空港では同じ時間の発着だったとすると、トータルの滞在時間が2時間は異なります。台湾に長期滞在するなら2時間なんて大したことありませんが、週末台湾のようなことをしようと思うと2時間はかなり重要です。しかも羽田空港発台北松山空港着にすれば、さらに移動時間の節約になります。

実際に台北に行くとわかりますが、台湾に1分1秒でも長く滞在していたくなります。そして桃園国際空港を使った人は、台北松山空港にしておけばよかったと思うわけです。LCCがもれなく桃園国際空港になるので、安く行きたい場合には桃園国際空港で仕方ありませんが、予算に余裕があるならタイムイズマネー。台北松山空港を利用しましょう。

コンパクトで移動しやすい

台北松山空港はとにかくコンパクト。空港内での移動距離が短いといったアドバンテージがあります。桃園国際空港は空港が大きいので第1ターミナルと第2ターミナルを移動するのも大変。飛行機を降りてから入国審査までもそれなりに歩くことになりますが、台北松山空港ならテンポよく出入国できます。

台湾フードやお土産屋さんが充実している

MRT空港線ができたことで、桃園国際空港へのアクセスがずいぶんと楽になりましたが、桃園国際空港にはどうしても満足できない点が1つあります。それが飲食店の満足度が低いということです。日本からの発着でよく使われる第1ターミナルのフードコートは、ほとんどが台湾以外の国の料理になっています。

桃園国際空港の第2ターミナルには魅力的なフードコートがありますが、第1ターミナル発着の場合は移動に時間がかかるので利用するのはあまり現実的ではありません。でも台北松山空港には台湾を代表するような飲食店が入っており、度のお店に入るか迷ってしまうほど。

お土産屋さんも充実しており、もちろんSIMカードも購入できます。それが全部コンパクトに収まっているので、何もなくても行きたくなるのが台北松山空港の魅力になります。

空港周りの散策が楽しい

思ったよりも早く空港に到着した場合、桃園国際空港だとただ時間が過ぎていくのを待つしかありません。でも台北松山空港なら周辺が住宅街になっているので散策ができます。落ち着いた雰囲気の住宅街ですので、ただ街を歩くだけでも楽しいですし、公園やカフェでゆっくりすることも可能です。

そして人気のパイナップルケーキ屋さん「サニーヒルズ(微熱山丘)」の本店に、台北松山空港から徒歩で行けてしまいます。このためサニーヒルズに行くために早めにチェックインする人もいるほど。このように空港に着いてからも楽しめるのが台北松山空港をおすすめする理由になります。

台北松山空港から市街地まで行く4つの方法

台北松山空港から台北市街地まで行くには4つの方法があります。

  • MRT
  • バス
  • タクシー
  • レンタカー

それぞれどのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

MRT

台北松山空港はMRT文湖線の「松山機場」が最寄り駅になります。台北や西門、市政府などの市街地の中心部に向かいたいなら動物園行きに乗車して、板南線や松山新店線に乗り換えてください。台北松山空港の唯一のウィークポイントがあるとしたら、基本的にどこに行くにしても乗り換えが必要になるという点にあります。

スマートに移動するためにも、まずは空港内のセブンイレブンで悠遊カードを手に入れて移動することをおすすめします。ちなみに松山機場駅でも悠遊カードを購入できますが、セブンイレブンのほうがデザインが豊富ですので、セブンイレブンでお気に入りの1枚を見つけましょう。

始発時間:南港展覧館行き 6:02 / 動物園行き 0:39
終電時間:南港展覧館行き 6:02 / 動物園行き 0:25

バス

街の中にある空港ですので、バスを使えば台北市内のいたるところに行けます。ただし、台北でバスに乗ったことのない人にはハードルがやや高めです。どのバスに乗ればいいかもわからないと思いますので、Googleマップで目的地を入力し、そこまでのバスでの経路を確認して、そこに記載されている番号のバスに乗車しましょう。

バスは現金でも乗れますが、おつりがでないので空港で小銭を用意しておく必要があります。それよりも悠遊カードを使ったほうがスムーズですので、空港からバスで移動する場合も、セブンイレブンで悠遊カードを購入しておきましょう。

タクシー

荷物が多いならタクシーも選択肢に入れておきましょう。MRTやバスと比べると割高ですが、目的地まで直行できますし、台北市内の移動くらいであれば、運賃もそれほど高額にはなりません。しかも深夜でも早朝でも移動できるといったメリットもあります。

荷物が多いだけでなく、複数人で移動する場合もタクシーがおすすめです。台北ではタクシーをフル活用することで、活動時間を伸ばせますので、まずはタクシーに慣れるという意味でも、タクシーでホテルや目的地まで移動するというのもいいかもしれません。

初乗運賃:85元(1.25km)
加算運賃:200mごとに5元、時速5km以下の累計1分ごとに5元
深夜料金:初乗り料金20元上乗せ 105元 (23:00~6:00)
特定期間運賃:初乗り料金105元

レンタカー

台湾で運転するための書類が揃っているなら、レンタカーを借りるという方法もあります。台北観光だけならレンタカーは必要ありませんが、レンタカーがあることで行動範囲が広がるため、いつもと違う台北の姿を見ることができます。台北松山空港にはいくつもレンタカーサービスがありますので、選択肢のひとつとして考えておきましょう。

レンタカーについては別記事がございますので、そちらをご参照ください。

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